「生誕140年-中澤弘光展―知られざる画家の軌跡」
主催:三重県立美術館、中日新聞社
助成:公益財団法人岡田文化財団、公益財団法人三重県立美術協会、芸術文化振興基金
会 期 :2014年7月12日(土)〜9月7日(日)
休館日 :月曜日
入館料 :一般 900(700)円 学生 700(500)円 高校生以下無料
( )内は前売りおよび20名以上の団体、および家庭の日(7月20日、8月17日)料金
学生の方は生徒手帳・学生証等をご提示ください。
*この料金で常設展示もご覧いただけます。
*障害者手帳等をお持ちの方および付き添いの方1名は観覧無料
*主な前売り券発売所:チケットぴあ、サークルKサンクス、セブン-イレブン他
中澤が没後、中澤のアトリエは画家が制作していた当時のまま、現在まで大切に維持 されてきました。アトリエの調査により発見された未発表作品や資料をもとに、中澤 の知られざる一面を明らかにするとともに、代表作を含む油彩画、水彩画、スケッ チ、装幀本を通して、画業の全貌をたどります。中澤初の大回顧展です。
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北蓮蔵 渡欧期の肖像画
主 催 早稲田大学會津八一記念博物館
会 期 :2014年6月30日(月)~8月3日(日)
休館日 :日曜・祝日
但し、7月21日(祝)、8月3日(日)は開館
入館料 :無料
渡辺伸子氏より2009年に御寄贈いただいた北蓮蔵作品のなかから、修復を完了した滞仏期の油彩肖像画を展示いたします。
一般的な知名度は低い洋画家ですが、北蓮蔵は明治期の白馬会、大正・昭和期には文展・帝展に出品し、無鑑査出品資格も得ていた画壇の重鎮の一人でした。また、日露戦争や太平洋戦争にまつわる画作も数多く残しており、それらは近年とみに注目されている戦争画の研究のうえでも欠かすことのできない作例となっています。
しかしながら、北蓮蔵のみにスポットをあてた展覧会は、これまでにどこの美術館 でも開催されたことがなく、いかなる作風を展開してきた画家であるのかもうかがい 知る機会がなく過ぎてきました。このたび本館に陳列される滞欧作は、従来まったく 公にされることがなく、日本近代美術史の専門家の目からも見過ごされてきた作品群 であったと申して過言ではありません。展示した肖像画の多くは習作ではあります が、画家の技倆を推しはかるに充分な質をそなえています。
北蓮蔵の画業の評価は、いまだに定まってはおりませんが、東京芸術大学大学美術 館、東京国立近代美術館、明治神宮聖徳記念絵画館等におさめられている代表作(も しくは基準作)のあいだに、この渡欧期の作品群を配するならば、画家としての歩み の概観は俯瞰しうるようになるはずです。この展覧会により北蓮蔵という画家への理解を うながす糸口が提供できればという思いで、当展は企画されました。
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