モダン美人誕生 岡田三郎助と近代のよそおい
会期:2018年12月8日(土)~ 2019年3月17日(日)
※2019年1月30日(水)は「モダン美人誕生」展のみ休室、常設展示はご覧いただけます。
※前期展示期間:2018年12月8日―2019年1月29日/後期展示期間: 1月31日―3月17日
※岡田旧蔵の染織史料はⅠ期(2018年12月8日―2019年1月14日)
Ⅱ期(1月15日―2月17日)/Ⅲ期(2月18日―3月17日)で展示替を行います。
時間:9:00 ~ 17:00(最終入館は16:30)
主催:公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
協力:ポーラ文化研究所
入館料 大人¥1800(1500) シニア割引¥1600(1500)
大学・高校生¥1300(1100)
中学・小学生¥700(500)
※料金はいずれも消費税込み。※中・小学生の入館については、土曜日は無料です。
※中・小学生が授業の一環として観覧する場合、中・小学生及び引率教員等の入館は無料です。
明治期から昭和初期にかけて、日本ではファッションや美意識の一大変革が起こりました。開国後の急速な欧化政策により、江戸時代から続く伝統的な化粧や髪型、服装は次第に姿を消し、西洋式のスタイルが採り入れられるようになります。また大正期には、第一次世界大戦後の好景気や女性の社会進出にともない、モダンで華やかなファッションが求められ、新しい生活スタイルや娯楽を享受する人々が増えていきます。 この時代、新たなファッションアイコンや理想の「美人イメージ」誕生に大きな役割を果たしたのが、洋画家の岡田三郎助(1869-1939)です。明治末期から、百貨店の仕事や日本初の本格的な美人コンテストにも携わっていた岡田は、女性のよそおいに敏感に反応し、新しい美人像を生み出していきました。大きな瞳と卵形の均整のとれた輪郭を特徴とする岡田の女性像は、百貨店のポスターや雑誌の表紙などを通じて広まり、「岡田調の美人」は人々の憧れの的となったのです。 本展覧会では、近代の女性たちのよそおいや美意識の変遷を絵画やポスター、写真、染織史料、化粧道具、ジュエリーなどで辿りながら、近代洋画の大家である岡田が女性たちの生き方に寄り添い、新時代の「美」を紡ぎ出していった様子をご紹介いたします。
公式サイトはこちら
筑波大学所蔵石井コレクション公開研究会
日時 2018年6月3日(日)午後2時~4時 (開場:午後1時半)
場所 筑波大学東京キャンパス文京校舎1階 134講義室
〒112-0012文京区大塚3-29-1(地下鉄丸ノ内線茗荷谷駅「出口1」より徒歩5分)
主催 筑波大学芸術系
協力 練馬区立美術館、明治美術学会、筑波大学芸術学美術史学会
趣旨
筑波大学所蔵石井コレクションに係る研究活動の一環として、練馬区立美術館で展示される同コレクション中の池田龍雄作品をテーマとして、専門家による 研究発表ならびに意見交換を行う公開研究会を開催する。
次第
開会あいさつ
五十殿利治(筑波大学)
展覧会紹介
喜夛孝臣(練馬区立美術館)
「戦後美術の現在形 池田龍雄展-楕円幻想」紹介
研究発表(14:20~15:40)
佐藤玲子(川崎市岡本太郎美術館)
「芸術と社会 池田龍雄と岡本太郎の絵画から」
春原史寛(群馬大学)
「池田龍雄《むれ》(「禽獣記」シリーズ)と1950年代の社会と美術をめぐって」
討議 (15:40~)
喜夛孝臣、佐藤玲子、春原史寛、五十殿利治(司会)