『近代画説 25』目次
タイトル 稿     者
巻頭論攷 一九三〇年代東京銀座の画廊「日本サロン」について 五十殿 利治
特集
【近代日本美術の地域
・地方・中央】
〔解題〕近代日本美術における地域・地方・中央 金子 一夫
実業家鈴木藤三郎と三体の観音像 立花 義彰
佐藤俊介(松本俊介)と同郷会的なものの諸相
−宮沢賢治「農民芸術概論綱要」とのかかわりへの展開−
大久保 辰眞
戦前の新潟県における洋画運動
−民間有志が設立運営した新潟県展を中心に−
山浦 健夫
【公募論文】 論文審査会・査読結果報告 児島 薫
原田直次郎がドイツに伝えたもの
−画家「ツェツィーリエ」の日本的な作品をとおして
安松 みゆき
一九一〇年日英博覧会と「やまとひめ」
−日本を表象する女神像の誕生とその背景
林 みちこ
近代日本のセメント美術−明治期における導入の経緯を中心に 坂口 英伸
展示空間から見るボストン日本古美術展覧会〔一九三六年〕 江口 みなみ
近代日本における「文人画」概念の生成 李 趙雪
【資料紹介】 徳川昭武旧蔵《大理石獅子彫刻》《勝利者!!!》
−華族の西洋美術コレクションが育んだ交流とその文化土壌
小寺 瑛広
研究発表〈要約〉 浅井忠の図案−基層文化への志向・民俗論との交錯 大塚 麻央
道具立てから舞台美術へ−変遷と成立 武田 侑子
伊藤継郎と神戸の近代洋画−伊藤アルバムからの一考察 大槻 晃実
(シンポジウム)報告1 五姓田義松と、近代洋画史と近世絵画史のあわい 角田 拓朗
(シンポジウム)報告2 明治美術研究をひらく
−いまいちど近代を考えるために−
向後 恵里子
(シンポジウム)報告3  十九世紀日本美術へ向けて
−「グローバル研究」「日本研究」の二つの視点から
チェルシー・フォックスウェル
国際文化振興会編纂『ボストン日本古美術展覧会報告書』(一九三七年)に見る展示戦略 江口 みなみ
中島待乳の幻灯製造 遠藤 みゆき
一九五〇年前後のアメリカにおける日本古美術展について 志邨 匠子
聖と俗の天皇肖像−「御真影」と「ウラ御真影」 増野 恵子
編集後記 丹尾 安典
明治美術学会 会員業績録 2015年4月1日~2016年3月31日
※書誌情報※ 近代画説 23明治美術学会誌 2016
ISSN 1343-7445